2006.10.16

メルマガを終了しました。

今回をもって、メールマガジンを終了しました。
その文面を載せています。

これからはこのブログの方を中心に書いていきたいと思っています。

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突然ではありますが、今回をもってこのメールマガジン「文房具メルマガ@sigmari.net」の配信を終了致します。

2004年9月5日より私が普段使っている文房具の紹介や文房具に対する想い、考えを伝えるべくメールマガジンの配信を始めました。
丸2年が経ち配信数も125回まで続き、私が伝えたかった内容は一通り書く事が出来、このメールマガジンの目的も達成出来たのではないかと思ったからです。

また、私はブログでも文房具について書いており、メールマガジンの内容はブログにも載せておりましたが、それでは内容がダブってしまいブログ自体が中途半端になってしまっているのではないかと思った事も理由の一つです。

これらの理由からこのメールマガジンを終了する事にしました。

しかし、文房具に対しての熱が冷めた訳ではありません。逆に文房具に対する想い、特に万年筆に対する想いはますます強くなってきています。これからも文房具についてますます知りたいことも多いですし、ますます文房具というものが好きになってきています。

文房具という自分が熱中出来るテーマを見付けられ、それが持続しているという事は私自身にとってとても幸せなことだと思っています。文房具は常に自分の身の周りにあるものですし、大袈裟に言えば一生付き合っていくものであると思います。私はこの文房具というテーマに一生涯付き合っていきたいと思っています。

今まで私の拙い文章にお付き合い頂き誠にありがとうございました。メールマガジンを丸2年配信し続けることが出来たのはひとえに皆様のおかげであると感謝しております。ありがとうございました。

これからもブログ「Stationery.blog@sigmari.net」(http://sigmari.cocolog-nifty.com/blog/)の方で引き続き文房具に関して書いていきますので、今後とも宜しくお願い致します。

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2006.10.09

万年筆のインク その6 ==メルマガ連動==

メルマガと連動した内容です。

今回は「万年筆のインク その6」です。「万年筆のインク」は今回で最終です。

ドクターヤンセンのベートーヴェンを常用インクとして大変気に入った私でしたが、一方でブラウン系のインクというのはメーカーによって色味が全然違う、もっといろいろなブラウン系のインクを見てみたい、知りたい、と思うようになりました。

ただ、インクばかり買ってもしょうがなく、実際に使わなくては分かりません。手軽にいろいろなボトルインクを楽しめないか?すなわち、吸入式かコンバーター式の万年筆が安く手に入らないか?ということを考えるようになりました。

ガラスペンを使うという選択肢もあったのですが、どうもペンを立てて書くというのに抵抗があったのと、壊してしまいそうという不安があったので止めました。前述したペリカノにコンバーターを付けるという手もあったのですが、どうもぐらつきが残るという不安が拭いきれなく、これも止めました。

何かいい方法がないだろうかとネットで調べている時に、無印のアルミ丸軸万年筆にコンバーターが取り付けられるということを知りました。ペリカンかロットリングのコンバーターがぴったりと合うということです。しかも、ペン自体の書き味もそこそこという評判です。それで1,155円という低価格。コンバーターを入れても2,000円でお釣りがきます。

早速近くの無印でアルミ丸軸万年筆を2本購入し、その足で丸善に行き、ロットリングのコンバーター2個と気になっていたボトルインクを2本購入しました。購入したのはウォーターマンのハバナとセーラーのブラウンです。ウォーターマンのハバナは赤味が強そうでしたが濃いめに見えたので気に入るかなと思い、セーラーのブラウンは他のメーカーにはない個性的な色だと思ったからです。また両方とも値段的に安いというのも魅力でした。

コンバーターはアルミ丸軸万年筆に問題なくはまり、それぞれにインクを入れて楽しむことが出来ました。万年筆の書き心地はこの値段にしてはよく出来ているなぁと思います。

ウォーターマンのハバナは予想通り少し赤味が強い濃いめのブラウンで、ドクターヤンセンのダ・ヴィンチをそのまま濃くしたような感じです。いい色目で、ベートーヴェンといい勝負なくらい気に入りました。太字のペンで書くともっと濃く感じるのでいいかもと思いました。セーラーのブラウンは黄味が強いブラウンです。ただ、書いている時はかなり黄味が強いのですが、時間が経って乾いてくると赤味を帯びた茶色に少し変化します。セーラーは他にもレッドブラウンというインクを出しています。こちらもおもしろそうな色です。

このように私は万年筆のインク、特にブラウン系とグリーン系のインクにどっぷりはまってしまいました。とはいってもまだまだ駆け出しの青二才ですが。
そしてなお、ちょっと明るめのグリーンのドクターヤンセンのエドガー・アラン・ポーを購入したり、ストック用としてダ・ヴィンチとベートーヴェンをまた購入したり、と少しずつインクは増え続けています。

実際、万年筆のインクにはまってみて、とてつもなく広い万年筆のインクの世界の中で自分のお気に入りのインクを見付けるということは非常に大変なことであると思いました。しかも必ずしも見付けられるとは限りません。なぜなら、先程も申しました通り本当に膨大なインクの種類がありますし、自分の好きな色というのも変化していくと思うからです。

これからも私は気に入った万年筆のインクを見付ける為に試行錯誤を繰り返していくと思います。でもそれは何か暗闇の中から宝物を見付け出すような感じがして、私自身はとてもワクワクとしてしまうのです。

万年筆のインクはこれだけ、と決めてしまっている考え方を変えるともう一つの新しい万年筆の世界が広がるかもしれません。でも、あくまでも純正以外のインクを使う時には自己責任であるということをお忘れなく。

今回はここまでです。

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2006.10.02

万年筆のインク その5 ==メルマガ連動==

メルマガと連動した内容です。

今回は「万年筆のインク その5」です。

勢い余ってドクターヤンセンのベートーヴェンとショパンを購入してしまいましたが、空いている万年筆などないと後から気付いた私は頭の中でパズルを始めました。これら用にまた万年筆を購入するというのも変な話だし、第一そういうことになれば新しいインクを買う度に万年筆を買っていかなければならない。そんなことになれば何本万年筆があっても足りなくなるではないか。ここは今の手持ちの万年筆の中でやりくりすることを考えよう。

などといろいろ考えている内に、今使っている万年筆のインクにブラックが多いことに気付きました。まずはラミーのサファリのイエロー。これは前述しましたが、EFペン先で色分け書込みをしている手帳用として重宝しているので変えるとまずい。次にペリカンのブラックを入れているパイロット カスタム74とペリカノ。これらは特に用途を決めている訳ではないのでこれらを集約出来れば・・・。しかもカスタム74はほとんど自宅でしか使っていないので、わざわざブラックである必要性はない。しかし、ペリカノはカートリッジで使っている。カスタム74にベートーヴェンを入れると、インクボトルのペリカン ブラックが無駄になってしまう。ペリカノにボトルインクが使えないだろうか?ということはペリカノにコンバーターを取り付けることが出来れば・・・。

!!。ここまできてハッとしました。以前ネットでコンバーターを差して使っているということを目にしたことがある!!早速、伊東屋本店に行って聞いてみました。すると、
「コンバーターを取り付けることは出来ますが、差し込み口が浅くなっているのでコンバーターを差すと多少ぐらつきがあり抜けやすくなってしまいます。でもコンバーターを差して使っていらっしゃる方は多いですよ。」
という返事であった。そしてわざわざ店頭にあったペリカノにコンバーターを実際に差して見せてくれました。確かにちょっと頼りなく、少し力を入れると抜けてしまったが、多少の動きには耐えられそうなので購入しました。これでカスタム74にベートーヴェンを入れるということが決定しました。

実際にベートーヴェンを入れて書いてみると、少し明るめの焦げ茶でした。しかし、ダ・ヴィンチと比べるとかなり濃く赤味も強くないので安心しました。使っているインクの中で比較すると、モンブランのセピアを濃くしたような感じ、ビスコンティのセピアより明るい感じ、というニュアンスです。カスタム74が太字ということもあるのでしょうが、最初書いた時は「うわっ、濃いなぁ」という印象があるのですが、乾いてくると少し色目が薄くなり落ち着いた色合いになります。

一方、ペリカンのコンバーターを取り付けたペリカノは、心配していたコンバーターのぐらつきもそれ程気にならなかったので、これにブラックインクを入れて使っています。ただし、最近はセーラーのブルーブラックのインクに入れ替えました。

また、ショパンの方ですが、これは現在待機中です。トラディショナルに入れているプライベートリザーブのアボカドがなくなったらこれを代わりに入れてみようと思っています。ドクターヤンセンのインクはどちらかというと全体的に薄めです。アボカドもいい色なのですが、発色の強いプライベートリザーブより薄めのドクターヤンセンの方が自分好みであります。ならばアボカドの代わりにショパンを入れてみてもきっと気に入ると思ったのです。

ベートーヴェンは私のイメージしていたブラウンにかなりマッチしており、非常に満足度の高いインクになりました。と同時に「ブラウン系は本当に奥が深いなぁ。もっといろんなブラウン系のインクを見てみたいなぁ。」という気持ちがもわもわっと立ち込めてきたのです・・・・・・。

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2006.09.25

万年筆のインク その4 ==メルマガ連動==

メルマガと連動した内容です。

今回は「万年筆のインク その4」です。

ドクターヤンセンのレオナルド・ダ・ヴィンチとモンブランのセピアを手に入れた私ではありましたが、どうしても気に入ったブラウン系のインクが欲しく、その想いは日に日に強くなるばかりでありました。気が付くとこういうブラウン系のインクがないかなぁと考えていたり、インターネットでブラウン系インクについて調べていたり、実際に丸善に行ってブラウン系のインクを試し書きさせてもらったりしていて、どっぷりとブラウン系インクにはまってしまっていました。

その中で一番気になっていたのは、書斎館で見たドクターヤンセンのベートーヴェンでした。あの雰囲気のあるドクターヤンセンから選びたいという憧れもあったのですが、他のプライベートリザーブやヌードラーズなどのブラウン系は発色が強すぎて、なかなか落ち着いた色合いのブラウンがないのではないかと感じていたからです。

ベートーヴェン以外での候補は、ウォーターマンのハバナで、次点としてはドクターヤンセンのシェイクスピアとバッハ、ペリカンのブラウン、セーラーのブラウンでしたが、それらどれもがシェイクスピアは少しグレーっぽい、バッハは黒みが強すぎる、ペリカンは明るすぎ、セーラーは黄味っぽいと、私にとってはいまいちのものと感じていました。本当にブラウン系というのは微妙な違いが多く、難しい色目であるなぁと思いました。

そして、とうとう我慢出来なくなった私は、再び書斎館へと向かったのでした。書斎館で相談に乗ってもらおうと思ったのですが、私の欲しいブラウンのイメージが自分の言葉でうまく説明が出来ず、店員の方にきちんと伝えることが出来なかったので、じっくりとカラーサンプルを見せてもらうことにしました。うまく説明出来ないということは自分の中でも確立されていないということであって、そうなるともうたくさんのブラウンを見てそこからピンとくるものを選ぶしかないかなと思いました。

前回と同様に太陽光線が入る店の隅に立ってしばらく見比べては悩み、カウンターに戻ったかと思えば悩み、またカラーサンプルを持っていって店の隅で悩み、ということを何度も繰り返していましたので、傍から見ると店の中をカラーサンプルを持ってうろうろしている変な奴に思われたでありましょう。

でもそれで決めることが出来たのならまだよかったのですが、その内自分でも訳が分からなくなってしまい、自分の優柔不断さにつくづく嫌気が差し自己嫌悪に陥ってしまいました。このままでは埒が明かないので、自分の第一印象を信じてドクターヤンセンのベートーヴェンに半ば強引に決心しました。

購入時に書斎館の店員さんに、
「インクは書く紙によっても色が変わりますし、時間が経つにつれ書いた文字の色も変わるものもあるので、選ぶのって難しいんですよねぇ。」
と言われ、心の中で
「ナイスフォローです。ありがとうございます。」
と一人感謝しておりました。

そして帰る時に私の手元の書斎館の袋の中には、ドクターヤンセンのベートーヴェンと、何故かショパンも入っていました。きれい目の濃いグリーンでしたのでついつい衝動買いしてしまっていました・・・(苦笑)。

ここで問題が発生しました。これらのインクをどの万年筆に入れるか?ということです。ブラウン系インクが欲しいが為に購入してしまいましたが、実はどの万年筆に入れて使うかということは全く考えていなかったのです。ここから私の頭の中ではパズルが始まるのです・・・・・・。

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2006.09.18

万年筆のインク その3 ==メルマガ連動==

メルマガと連動した内容です。

今回は前回からに引き続き「万年筆のインク その3」です。

万年筆のインクを購入する為に向かった書斎館は表参道駅から骨董通りをしばらく歩いて角を右に曲がってちょっと行った所にありました。入口には草が生えていて、石畳のような階段があり、店内は少し暗く重々しい雰囲気で少し入りにくい感じがしました。思い切って中に入るとやはり店内は重厚な感じがしましたが、それよりも評判通りの圧倒的な万年筆の品揃え、そして整然としたディスプレイに更に圧倒されました。

万年筆の品揃えもすごかったのですが、やはりインクの品揃えも充実していました。インクブランドのインクもほぼ全て揃っているという感じがしました。店内のディスプレイを一通り楽しんだ後、プライベートリザーブのカラーサンプルを見せてもらいました。グリーン系で狙っていたアボカドは期待通りの自分好みの深みのある濃いグリーンに見えたので、これはすぐに決定。しかし、ブラウン系についてはなかなかピンとくるものがなく、しばらくは悩んでいました。自分の中でもこの色目!という確固たるものが出来上がっていないというのもありましたが・・・。

ふと、インク瓶がディスプレイされている棚を見ると、ドクターヤンセンのテーマインクがあるのに気付きました。これはドイツのインク研究家Dr.ヤンセンが一人で製造から管理までを昔ながらの製法で作っているインクで、それぞれのインクには歴史上の人物の名前が付けられており、雰囲気のあるインクブランドです。インク瓶が入っているパッケージには名前が付けられている歴史上の人物の絵が貼られているのですが、その醸し出す雰囲気が一発で気に入り、値段的にはちょっと高いのですが、この中からブラウン系を選ぼう!と決め、こちらのカラーサンプルも見せてもらいました。

ブラウン系の中で自分が好きそうな色は2種類ありました。レオナルド・ダ・ヴィンチとベートーヴェンでした。店内の照明では区別がつけにくいので、太陽の光が入る店の隅まで持っていって見比べてみました。すると、ベートーヴェンの方がかなり濃いように感じたので消去法でレオナルド・ダ・ヴィンチの方にしました。

家に帰ると早速この2つのインクを試してみました。ペリカン トラディショナルM250に入れたプライベートリザーブのアボカドはやはり期待通りの色で、非常に満足しました。

一方、モンブランのノブレスに入れたドクターヤンセンのレオナルド・ダ・ヴィンチは思っていた以上に赤味が強いレンガ色のような色でした。カラーサンプルの色目とかなり違い、自分の好きな色目と違っていたので、これにはがっかりとしました。が、発想を変えて、逆にこれを利用して赤ペン的役割で使えばいいのではないかと思いました。ならばこれにはサファリのレッドがボディカラーと合っていて最適と思い、早速サファリのコンバーターを購入して、これにダ・ヴィンチを入れて使うことにしました。ノブレスの方には、当初の候補ということと、やはりモンブランにはモンブランだろうということで、モンブランのセピアを入れて使うことにしました。これで書いた文字は、セピアという色目と、ノブレスが極細字ということもあり、少し儚い感じの色の線に見え、これはこれで気に入っています。

これでブラウン系のインクについては落ち着いたかに思われましたが、ブラウンを求める旅はこれで終わりではありませんでした・・・・・・。

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2006.09.11

万年筆のインク その2 ==メルマガ連動==

メルマガと連動した内容です。

今回は前回に引き続き「万年筆のインク その2」です。

万年筆のインクをいろいろ試してみようと思ってから、インクのことについて雑誌やインターネットで調べまくりました。雑誌「趣味の文具箱」に付いていたインクの色見本表と睨めっこをしたり、インターネットで市販されているインクの種類とその評判を調べたりしました。

それから自分の所有している万年筆に何色のインクを入れるか考えを廻らせました。まだ手元には来ていないのですが、フルハルターで注文したスーベレーンM800には一番好きな色のブルーを入れたいので、ペリカンのロイヤルブルーにしようと思いました。実はこれにはスーベレーンは私にとってかなり高価なものなので、さすがに純正以外のインクを入れる勇気がなかったというのもあります。(苦笑)

ラミーのサファリのイエローとブルーは手帳書込み用として黒と青のインクを入れているのでそのまま。サファリのレッドについてもカートリッジで使っているので取り敢えずそのまま。パイロットのカスタム74はボディの色に合わせて王道のブラックの方が相応しいと思ったので、これもそのまま。そうなるとインクの色を変えられるのは、ペリカンのトラディショナルM250とモンブランのノブレスの2本。これらに自分の好きな色目のグリーン系とブラウン系を入れようと思いました。ちょうど欲しい色目もグリーンとブラウンの2色だったので、万年筆も2本で丁度いいと思いました。

グリーン系はフルハルターで見た濃いグリーンが欲しいなと思っていました。ネットでの評判はプライベートリザーブというアメリカのインクブランドのアボカドという名のインクが非常にいいので、ペン軸の色と合わせてペリカンのトラディショナルM250にこれを使ってみたいと思いました。

ブラウン系については非常に難しい色目なので悩みました。パソコンの画面で見ても微妙な色の違いがなかなか分かりません。それでもなんとか絞り込んで、プライベートリザーブのブラックチェリーかモンブランのセピア辺りがいいのではないかということになりました。

インクの色は大体絞り込めました。次は何処で買うか?です。やはり実際に自分の目で確かめてから最終判断を下したいと思っていたので、たくさんの種類のインクを扱っているお店で買いたいと思っていました。調べてみると、「書斎館」というお店がインクブランドのメーカーも含めて、扱っているインクの種類が多そうでした。また書斎館は取り揃えている万年筆の種類も多いということでした。私は書斎館に今まで行った事がなかったので、書斎館ってどういうお店だろうという好奇心も手伝って、インクを購入するのは書斎館にしようと決めました。

そして、ある休みの日に妻と一緒に南青山にある「書斎館」へと出掛けて行ったのです・・・・・・。

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2006.09.04

万年筆のインク その1 ==メルマガ連動==

メルマガと連動した内容です。

今回から数回に分けて「万年筆のインク」について書いていこうと思います。

ここ最近私は万年筆のインクをいろいろ試したり、変えたりしています。それまでは万年筆にはほとんど純正のブラックかブルーのインクしか入れていませんでした。他のブランドのインクや他の色目のインクには興味はあったのですが、万年筆のインクの基本はブラックかブルーであると思っていましたし、純正以外のインクを使うと万年筆の調子が悪くなってしまうのではないかと思っていたので、なかなかそれ以外のインクを使うという事に躊躇していました。

唯一、インクを変えていたのはモンブランのレーシンググリーンとビスコンティのセピアを入れていたミニ赤と黒万年筆ぐらいでした。これは純正のインクというものがありませんでしたし、他のブランドのインクを楽しむ為にミニ赤と黒万年筆を手に入れたという理由の方が大きかったからです。

しかし、この私の考え方を一変させる出来事が起きたのです。それはフルハルターに万年筆を注文しに行った時のことでした。試し書きをさせてもらったスーベレーンM800に今まで見た事のないきれいなグリーンの色のインクが入っていたのです。明らかに純正のペリカンのグリーンではありませんでした。

そしてもう1本試し書きをさせてもらったパイロットのカスタム823。これにも鮮やかなブラウンのインクが入っていました。パイロットはブラウン系のインクを出していないので、これも明らかに純正ではないインク。う〜む、いいのか?と思いましたが、どちらもきれいな色だったので自分も使ってみたいなぁと思っていました。

後日、電話で聞いてみると、ペリカンのインクの水分を蒸発させて濃くしたもの、との事。確かに濃くしても元は純正に違いないのかもしれませんが、それでもいいのだろうか?と半ば不安でした。しかもその時森山さんは、
「いろいろと試してみて下さい」
と言われました。純正以外でも使っていいんだ、と思いましたが、まだこの時点では半信半疑でした。

その不安を払拭すべく、ネットでいろいろと調べてみると、結構たくさんの方々がいろいろなインクを試されているのを知りました。しかもインクのみを出しているメーカーもあります。しかし、純正以外のインクを使うと故障の原因になることがあります、との注意書きもあり、いまいち背中を押されぬまま悶々としておりました。

このままでは何も先に進まないと思い、ある日、思い切って丸善で聞いてみることにしました。
「純正以外のインクを使うと故障しやすいのですか?」
すると、
「確かに以前はメーカーによってインクの品質の差があり、他のメーカーのインクを使うと故障しやすいということはありました。しかし、最近は各メーカーの品質もかなり上がってきているので、そういうことを未だに言っているのはモンブランくらいです。他の万年筆メーカーは逆に今はいろいろなインクをお楽しみ下さいと言っています。」
との事でした。

その言葉を100%信用したわけではないのですが、それを聞いて何か引っかかっていた胸の支えが取れたような気がして、
「これほどまでにインクの種類が出ているのは万年筆だけだし、たくさん出ているインクを試せるのも万年筆の楽しみの一つだ。」
と180度考え方が変わってしまいました。相変わらず単純ですね、私は・・・(苦笑)。

それから万年筆のインクを探す旅が始まったのです・・・・・・。

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2006.08.28

ペリカン グランプリ万年筆 ==メルマガ連動==

メルマガと連動した内容です。

今回は「ペリカン グランプリ万年筆」です。

以前メールマガジンで、ペリカンの低価格万年筆「ペリカノJr.」や「ペリカーノ」をご紹介したことがありました。これらの低価格万年筆はペン先はスチール製のいわゆる鉄ペンと呼ばれる部類のもので、ドイツ本国では子供達用の学習万年筆として親しまれています。また、値段も大体1,200円から1,500円くらいで手に入れることが出来ます。

しかし、これら万年筆、低価格で子供用ということでバカにしてはいけません。これがなかなかの書き心地なのです。ペン先はスチール製なのに適度なしなりがあり、多少引っかかりはあるが滑りはいいです。さすがペリカンから出ている万年筆だと感心させられます。

日本で販売されているものを私が確認する限り、ペリカノJr.、ペリカーノ、フューチャーと今まで3種類でしたが、最近これらにもう1種類増えました。それが今回ご紹介するグランプリ万年筆です。

グランプリという名のペンは実は以前から知っていました。それは同じ名前のローラーボールペンが売られていたからです。そのボディの鮮やかなカラーリングがとても印象的でしたが、そのビビッドな色使いは万年筆にも継承されており、見ているだけで楽しくなってきます。そのボディのカラーリングは、レッド-ブラック、ブルー-ピンク、グレイ-オレンジ、ダークグリーン-ライトグリーンの4種類があります。

ボディにはラバー素材が使われていますが、キャップと首軸にはプラスチックが使われています。ペン先の太さはMのワンサイズです。これはペリカーノとかと同じです。ちなみにペリカノJr.はペン先にはAと刻印されていますが、これは「初心者」という意味だそうです。

使ってみての感想ですが、まず見た目がとても可愛らしく使っていて楽しい気分になります。これを子供用だけにしておくのはもったいないなと思ってしまいます。次に、ペリカーノやペリカノJr.に比べて、少しペン先が固い感じがします。が、これはこのクラスのペン先は個体差によるところも大きいので一概には言えないかなと思います。また、ペンポイントの大きさにもバラツキがあると聞いたこともあるので、購入する時には念のため確認した方がいいと思います。

ここまで書いて気付いたのですが、先程ペン先にひっかかりがあると書きましたが、これはペンの持ち方によって解消出来ると気付きました。これらの万年筆は子供用ということでペン先のすぐ近くを持って書くようになっています。実際ペリカーノやペリカノJr.には指を置くガイドがペン先のすぐ近くにあります。そうすると必然的にペン自体が立って書くことになります。そうやって書くと引っかかりもなく、かなり書きやすいのです。私は万年筆で書く時、ペン先から少し離れたところを持ち、少し寝かせて書くので、この角度がこれらの万年筆シリーズにうまく合っていなかったのだと思います。

そうは言ってもこのグランプリ万年筆の特徴は、見た目がカラフルで気楽にカジュアルに万年筆が使えるということだと思います。伊東屋さんでしか販売していないようですが、機会があれば是非手に取ってみて下さい。

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2006.08.21

コクヨ キャンパスオンホリデー ==メルマガ連動==

メルマガと連動した内容です。

今回は「コクヨ キャンパスオンホリデー」です。

「キャンパスオンホリデー」とは、文具メーカーで有名なコクヨから出ている「Campus」シリーズの1つです。「Campus」イコール大学ノートと思っていましたが、コクヨとしては1つのブランド名として位置付けているようで、いくつかのシリーズがあります。その中の1つが「キャンパスオンホリデー」です。

「オンホリデー」という名称からも連想される通り、外出先での使用を考えて作られています。確かに商品のコピーには「旅行や趣味に。自分の時間を大切にする大人のためのキャンパスノート」とありますし、実際商品にも、携帯しやすい大きさ、写真や雑誌の切り抜きを入れられるポケット付、ゴムバンド付、等の外で使い易い工夫が施されています。このキャンパスオンホリデーでは用途別に、ツインリング、ポケットノート、ポケット&ノートライトと3つのタイプがありますが、私の使っているタイプはポケットノートタイプです。

ポケットノートタイプは、大きさが148mm×91mmと3つのタイプの中で一番小さく、鞄の中にサッと入れられ邪魔にならない、携帯に便利なサイズです。また、ゴムバンドやポケットは付いていないプレーンなノートブックタイプになっていまs。携帯性を重視したこの潔さは素晴らしいと思います。

外での使用もきちんと考えられており、表紙表面には水、汚れがつきにくい耐水加工が施されています。いろいろな罫内容もあり、ヨコ書、タテ書、方眼、耐水紙方眼、万年筆ヨコ書、俳句用タテ書とあります。私はこの中の万年筆用ヨコ書を使用しています。なかなか万年筆用のノートというものはないので、このタイプは貴重だと思います。

万年筆用ヨコ書は、1ページが8mm罫の15行で出来ており、クリーム色をした薄口上質紙が使われています。他のノートの紙よりかなり薄いので裏写りが心配でしたが、実際書いてみると裏写りは見られません。また、万年筆用と謳っているだけあって、書き味はかなり滑らかで快適です。但し、インクが乾くのにかなり時間がかかるのと、インクの色がかなり濃く書けるような気がします。実際、モンブランのレーシンググリーンで書くと、ほとんど黒インクで書いたかのように見えてしまいます。

万年筆がいつでもどこでも使えるためのノートということで、このポケットノート万年筆用ヨコ書は非常に気に入っているのですが、インクの乾きにくさが不満点です。外でササッと使うことを想定されて、且つ万年筆用として作られているだけに、この点については非常に残念です。是非とも解決して頂きたいと思っています。

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2006.08.14

原稿用紙 その2 ==メルマガ連動==

メルマガと連動した内容です。

今回は「原稿用紙 その2」です。

私が使っている原稿用紙の中で、今一番気に入っている「満寿屋の原稿用紙」について書いていきます。

「満寿屋の原稿用紙」は、(株)舛屋が作っている原稿用紙です。(株)舛屋は明治15年(1882年)に創業の東京、浅草にある紙屋です。もともとは農家に漉いてもらった紙を使って贈答用の砂糖の箱を作っていた会社でした。その会社が原稿用紙を作るようになったのは実は戦後からなのです。後の3代目となる川口ヒロが女学校を卒業したばかりに、文学仲間が集まる早稲田の喫茶店で、若き日の作家、丹羽文雄氏から「君のところは紙屋だろう、何とかならんか」と、第2次世界大戦の物資不足で入手が難しくなってきた原稿用紙を作ってくれと依頼されたのが始まりなのです。

その後、舛屋の作った原稿用紙は作家の間で評判になり、川端康成、井上靖、吉川英治、司馬遼太郎、吉行淳之介、舟橋聖一、浅田次郎など錚々たる作家の方々に愛用されてきました。

満寿屋の原稿用紙の特徴としては、再生紙が主流の時代に今でもパルプ100%にこだわっています。また、紙漉の段階からにじみや書き味をチェックしているので、インクの吸収も早く、にじみがほとんどない原稿用紙になっています。このこだわりが多くの人々に愛され続けている由縁だと思います。

実際に書いてみると、紙質もしっかりとしていますし、書き心地も滑らかです。インクの吸収もよく、どんどん書いていっても手にインクが付くのを気にすることなく書くことが出来ます。癖もないのでインクの発色も良く、そのインク自体の持っている色合いが忠実に再現されていると思います。

また、満寿屋の原稿用紙には様々な種類があります。まず紙についてですが、これはペンの走りのいい純白のデラックス紙と、目に優しいクリーム色で満寿屋オリジナル別漉き用紙のクリーム紙の2種類があります。次に罫線にも様々あり、ルビ罫の有無、罫線の色も赤、緑、グレーなどの種類があります。用紙の大きさも、B5、B4、デラックス紙には美濃判までと、自分の用途や好みに合った原稿用紙を選ぶことが出来ます。

私は伸び伸びと大きく書くのが好きなので、B4、もしくは美濃判で、ルビ罫のない縦横の罫線のみで作られた升目の原稿用紙を使って、悠々と原稿用紙に書くことを楽しんで、書いています。

筆記具はそれを使って書くもの、つまり紙があって初めてその特色が出るものだと思います。特に万年筆は紙との相性というものが非常に大切な筆記具ではないかと思います。そういう紙に出会えたことは非常に幸せなことだと私は思っています。

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